グルコサミンとはどういう成分なのかわかりやすく解説していきたいと思います。
グルコサミンはサプリメントで摂取している方も多い成分で、主に関節部のクッションを取り戻すといったような作用があるとして販売されています。
これはグルコサミンが軟骨を形成する成分のひとつだからです。
ただしグルコサミンを経口摂取して軟骨が修復するといったような客観的なデータはありません。
化学的な話をすると、グルコサミン(Glucosamin)はグルコースの2位の炭素に付いている水酸基がアミノ基に置換されたアミノ糖の一つです。
動物の体内ではアミノ基がアセチル化されたN-アセチルグルコサミンの形で存在しています。
これ以上詳しい話をしてもわからないと思うので割愛しますが、自然界ではカニやエビなど甲羅の部分に多く存在しています。
グルコサミンを摂取しても軟骨はできないの?
グルコサミンの経口摂取に関する効果については昔から研究されてきました。
効果があるのかないのかという部分については完全に意見が2分化されており、現在でも議論が続いています。
否定派の意見としては先程も言ったように軟骨が増えるという客観的なデータが示されないというものです。
一方で効果があるとする研究者は患者の主観的な意見から痛みを数値化するテストで有意な痛みの緩和が見られたというものです。
なので私個人の意見としてはグルコサミンには軟骨を増やす効果はないが関節痛を緩和してくれる何らかの効果はあるかも知れないという感じです。
本当に軟骨を増やす効果があるならとっくに医薬品として認証されていますしね。
私は別にサプリメントを飲むことを否定しているわけではありませんし、むしろ効果を実感できているなら続けるべきだと思っています。
人の体はまだまだわからないことばかりなのでもしかしたら本当に効果があるのかもしれませんしね。
膝の痛みで悩んでいる方は試してみるのもいいと思いますよ。
ただ効果が実感できなかったときはすぐにやめてくださいね。
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